味噌キャベツの存在意義

味噌の塩分はどこまで気にするべきか

2020年09月15日 11時16分

味噌汁が体に良いのは、さんざん聞かされています。でも高血圧の私はそんなに飲む訳にもいかないのです。」 こういう人もたくさんいるでしょう。
味噌汁のネックになっているのが、血圧を上げる塩分の多さと言われているからです。
味噌は、大豆を麹によって発酵させる過程で微生物の作り出す豊かな栄養分に恵まれているのです。
そこに具材も合わせれば、これ以上の食品は他には無いのです。
そんな高機能食品が塩分だけの理由で、何の価値も持たなくなってしまうのでしょうか?
確かに高血圧の人は、味噌を少な目に入れて塩分を控えめにしています。
具は全部食べるけど汁は全部は飲まないと言う人もいますが、それも勿体ない話です。
最新の研究成果によれば1日1杯くらいの味噌汁でしたら、むしろ血圧にも良い影響があるのが分かりました。
味噌には血管を広げる成分があるので、血圧は下がるのです。
しかも利尿作用もありますので、水分と塩分を排出してくれます。
さらに具材にカリウムの多い野菜を入れると、塩分が排出されやすくなると言うのです。
カリウムが塩分となるナトリウムと一緒になると、体から排出されやすくなるからです。
カリウムの多い野菜と言うと、緑黄色野菜、きのこ、海草、芋類です。
高血圧の人には、このような具材を選ぶとさらに効果的になるのです。