味噌キャベツの存在意義

味噌汁の呼び方のいろいろ

2020年09月15日 11時15分

味噌汁の上品な呼び方に、おみおつけと言うのは聞いたことがありませんか?
これは東京近郊で呼ばれていたもので、御味御付と書きます。
「おみ」は味噌のことで「おつけ」は「汁」のことです。
江戸時代に発祥した呼び方とされています。
江戸近辺では、味噌汁の具を具とは呼ばず、実と呼んでいたようです。
それはつい最近までそうだったようです。
東京近郊でも具と呼ぶのが一般になったのは、テレビの影響のようです。
グルメ番組が流行り始めた頃、テレビで使われる用語として具を使っていたのが広まったのです。
その影響は味噌汁の実だけでなく、おでんの種もおでんの具と呼ばれるようになっています。
京都地方では味噌汁を、おみいのおしいと呼んでいました。
「おみい」は味噌のことで「おしい」は汁のことです。
近畿地方全般に行き渡っている呼び名は、すまし汁を味噌汁も含めて「おつゆ」「おつい」でも通じているそうです。
ただ、あえて味噌汁だけを呼ぶ場合は、そうは呼んではいないようです。

鱈汁、豚汁、三平汁なども味噌汁ではありますが、味噌汁ではないと言う人もいます。 これらは鍋物になるので、あえて○○汁と呼んでいるのだと言う人もいるのです。
一方海外では、いろいろ考えず全て簡単にミソスープでひとくくりされています。