味噌キャベツの存在意義

インスタント味噌汁の歴史

2020年09月15日 11時15分

インスタント味噌の発祥は、芋がら縄だとされています。
初めて携行出来る味噌汁の素なのです。
湯を注ぐだけですぐに作れるものとしては、江戸時代の叩き納豆が発祥になります。
1974年に発売されたのが、現代の形状でのインスタント味噌汁の始まりです。
フリーズドライ製法が開発されてから、インスタント製品はあらゆる分野に進出しました。
味噌と具材がパックにされて、お椀に入れて熱湯をかけたら出来上がる物でした。
とりあえず何でもいいからすぐに飲める味噌汁と言うメリットが、人気を呼んだものでした。
主に単身者、忙しい兼業主婦などを中心に広まったのです。
そこで、後を追うように各社が同様の製品を開発していったのです。
1981年になると、生味噌をパックにした製品が開発されました。
より味噌汁らしいのは生味噌に決まっています。
この頃からインスタント味噌汁は生味噌が定番になってきました。
1990年代に一時、味噌汁をジュースのようにストローで飲む製品が発売されましたが、ほとんど誰にも知られませんでした。
現在のインスタント味噌汁はさらに手が込んで本格的な製品になっています。
豚汁も殻付きアサリ入り味噌汁もあったりと守備範囲が広がっています。
カップ入りになっていたりもしています。
味噌汁の具材のいろいろ
味噌汁に何を入れたらいけないとか言う具材はありません。
地方が変わるだけでも、具材は実に違ってきます。
ここで一般的にに知られている具材だけでも挙げてみます
。 それでもきっと知らなかったものがあるはずです。その広範囲ぶりに驚いてください。
さらに、これらの具材の組み合わせを考えてみてください。
そしてそれがどれだけの数になるのかも考えてみてください。
具材ひとつ取っても味噌汁がどれだけ幅広い食品か感じられるでしょう。
魚介海藻
海藻:ワカメ(乾物、塩蔵ワカメ、メカブなど)、昆布(とろろ)、アオノリ、板海苔、アオサ、ヒジキ
貝類:シジミ、アサリ
魚類:タラ、鮭、あら、鯛
甲殻類:エビ、カニ
野菜
芋類:じゃが芋、さつま芋、長芋、山芋、里芋
根菜:大根、人参、ごぼう、蓮根、カブ、玉ねぎ
青菜:ホウレンソウ、小松菜、キャベツ、白菜、きゅうり、ナス、オクラ
キノコ類:ナメコ、エノキ、シイタケ、シメジ、エリンギ
その他野菜:フキ、ミョウガ、ねぎ(白ねぎ、青ねぎ)、ミツバ、かぼちゃ、ヘチマ、セリ、生姜、タケノコ
豆類:枝豆、もやし
豆腐類:豆腐(木綿豆腐、絹豆腐)、油揚げ、厚揚げ、納豆、麩
練り製品:ちくわ、かまぼこ、そうめん、コンニャク
動物性食品:鶏卵、豚肉